ラジオ体操 集客法

こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。

訪問鍼灸マッサージの
新規患者さんの発掘ルートで
実際に成果が出る手って、

・ケアマネ営業

・ネット営業(PPC、SEO、SNS)

・チラシ

・紹介

などがありますが、
意外とやっていないのが、
地域コミュニティーからの
新規集客方法です。

例えばですが、
早朝6時半頃に
あなたの地元の公園でも
ラジオ体操って
やっていませんか?

実は、地元のラジオ体操に参加して
そこから患者さんを
獲得することも可能です。

おそらく、どの地域でも
朝は公園などでラジオ体操などを
やっていますよね。

僕が住んでいる東京都北区でも
コロナで一時休止していたようですが
緊急事態宣言が解除されて、
最近は公園などでご年配の方が集まって
決まった時間にラジオ体操しています。

ご年配の方は、当然、その地域に
長年住んでいるの方ですので
横のつながりがあるわけです。

そんな年配者が多く集まっている
地元のラジオ体操に参加するのですが、
その際に、こちらから参加者の方に
話しかけたり
営業したりするのはNGです。

チラシを持っていくこともありませんし、
営業はしたい気持ちをこらえて
ぐっと我慢しなくてはなりません。

ただ、ラジオ体操に参加している人の
平均年齢よりもかなり若いお兄ちゃんが
黙々とラジオ体操をしている。

すると、参加者の年配者の方から
勝手に話しかけてくれるように
なってきます。

こちらから話しかけるのではなく、
できるだけ向こうから
話しかけてくれるのを
根気よく待つのです。

決して最初から営業してはいけない。
ここがポイントになります。

相手はご年配の方々ですから、
どこか体が痛かったり、
悪かったりするわけです。

そこでようやく、
「こういう仕事を
 しているので」と言って、
自分の職業をさりげなく明かし、
その場でアドバイスしたり、
施術してあげると
とっても喜んでくれるらしいです。

向こうからすると、
年も離れていて
孫のようなものですから、
可愛がってくれます。

ラジオ体操会場に来れるような方は
健康で歩行も問題ないので、
訪問マッサージの直接の患者さんに
なってくれる確率は低いです。

しかし、その方のご家族、
親戚、友達、ご近所さんなど
身近なところに必ず、
訪問マッサージや訪問鍼灸の
対象となる患者さんは
いらっしゃいます。

85歳以上の方は、
10人中6人は要介護(要支援)を
必要としているのですから。

そして大事なのが、
ラジオ体操会場で知り合った方に
患者さんを紹介してもらった後も
ラジオ体操に行くのを
やめないという点です。

継続的に参加する。

そして、見返りを
求めるだけではなく、
本当に人間としてつながって、
地元に溶け込むのです。

ここが
大事なポイントになってきます。

他にも、当協会では
こんな事例があります。

詩吟(しぎん)って
ご存知ですか?

詩吟とは、日本の伝統芸能の一つで、
漢詩や和歌などを
独特の節回しで歌うものです。

詩吟を習う方々ですから
ほとんどの方がご年配の方で
平均年齢が70歳を超えて、
中には90代の
参加者もいらっしゃる。

そんな、コミュニティの中に
30代の若い兄ちゃんが一人いたら
当然目立っちゃいますよね。

こちらか話しかけなくても、
参加者のご年配の方の
注目の的になります。

・「若いのに、なぜ
  詩吟をやっとるんじゃ?」

・「おにーちゃん、
  どこに住んどるん?」

・「アンちゃん、普段は
  何の仕事しとるんじゃ?」

などなど。

向こうから話しかけてくれれば、
こちらも
抵抗なく話すことが出来ます。

そのタイミングで、

「実は、在宅で鍼灸治療などを
 する仕事をしています」

と言ってあげると、
その地域に長年住んでいるの高齢者の
横のつながりは
半端ないものがありますから、
すぐにお友達の紹介されたりで
とんとん拍子で
新規患者さんが増えていきます。

もちろん、患者さんを
紹介されて忙しくなったからと言って
詩吟を止めることをしてはダメです。

見返りを求めるだけではなく、
本当に人間としてつながって、
地元に溶け込むことが、
自然と出来ていたので、
患者さんの紹介にも繋がるのです。

他にも高齢者が
集まるコミュニティーって、
どこかに無いだろうか?

そう考えた時に
ラジオ体操や詩吟以外でも、
高齢者が集まっていそうな
コミュニティって
いっぱいありますよね?

例えば、

書道
手芸
謡曲
茶道
園芸
俳句
短歌
華道
絵画
民踊
将棋
囲碁
グランドゴルフ
ゲートボール
カラオケ
パソコン教室
マージャン
認知症カフェ

などなど。

もし、なかなか新規患者さんが
獲得できなくて困っているという場合は、
こういった、地域のコミュニティーに
自ら飛び込んで、
交流を図るのもいいです。

別に、訪問マッサージ・鍼灸の患者さんは
ケアマネさんやドクターからの
紹介じゃなきゃダメ
ということはありません。

あなたの生活圏内全てが
集客活動の場であるという
視点を持つことが大事です。

個人開業の治療院であれば、
患者さんを、何百人、何千人と
集める必要はありません。

訪問マッサージ・鍼灸の
場合であれば、
30人程度いれば、もう充分です。

このような、高齢者が集まっている
地域コミュニティーに溶け込めば、
そこは完全なるブルーオーシャンで
あなた以外にライバルは存在しません。

そのコミュニティで
構築された人間関係で、
あなたの人間性が分かってくれる方や
そのお友達ばかりが患者さんに
なってくれたら、
精神的にもすごく
楽しく施術できると思います。

地域コミュニティーから
患者さんを発掘するさいに
重要なのは次の3つです。

1:こちらから営業を掛けない

2:患者さんが獲得できたから
  といってそこを止めない

3:人間として繋がって
  地元に溶け込む

この3つを肝に銘じて
チャレンジしてみてください^^