こんにちは!
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
さて、7月に入って今年も下半期が
スタートしている訳ですが、
実はこの時期、毎年ちょっとした
“ある傾向”があるのを
ご存じでしょうか?
そう、それは、、、
4月に入社したスタッフが
「3か月目の壁」に
ぶつかる時期だということ。
「なんか、この治療院は
思ってたのと違ったかも…」
「ここでずっと働く
イメージが湧かないな…」
そんな気持ちから、4・5・6月と
勤務してきたスタッフが
「やっぱり辞めます」と言い出す。
そんな相談がこの時期、
本当に増えるんです。
じゃあ、なぜ辞めるのか?
能力が低い?性格に問題がある?
違います!!!
先日、僕が参加したとあるセミナーで、
ものすごく腑に落ちる話がありました。
それは、
【社長と社員は、見ている世界がまったく違う】
という本質的なテーマでした。
経営者(院長)である私たちは日々、
・どうやって売上を伸ばすか
・どうやってもっと地域に貢献できるか
・どうしたら良い人材を育てられるか
など、
“未来の話”をずっと考えていますよね。
でもスタッフは?
・今日の訪問件数
・患者さん対応
・書類の確認ミスをしないか…
・25日に振り込まれる給与金額
そう、“目の前”のことに
一生懸命なんです。
このズレが、
ある日突然の「退職」に繋がる。
なぜなら、
「院の未来」や「自分の存在意義」が
全然見えていないから。
経営者(院長)の想いも
方向性も伝わっていない。
そして、評価されてるのか、
求められてるのかも分からない。
結果として、不安になる。
不安な人間は、頑張れません。
「どうせ頑張っても評価されないでしょ」
と思って、気持ちが切れてしまうんです。
じゃあ、どうすればいいか?
それは、
【経営者の想いを“言葉”にして、
繰り返し伝えること】です。
・この院を立ち上げた想い
・なぜこの仕事を大切にしているのか
・患者さんにどんな価値を届けたいのか
・このチームでどんな未来を創りたいのか
こういった“社長の想い”を、
ミーティングや1on1、雑談でも
とにかく、「聞かせる」のではなく
「感じさせる」くらい繰り返す
さらに、
評価の仕組みも“感覚”でなく“明文化”する。
「できている・できていない」の
判断軸がはっきりすると、
スタッフも安心して努力できます。
社員は経営者じゃない。
だからこそ、「理念」「方向性」「評価の軸」は、
口に出して伝えるしかありません。
「言わなくてもわかるでしょ」ではなく、
「何度でもわかるまで伝える」姿勢が、
離職を減らし、院の土台を強くする。
下半期は、
“つながりの再確認”を、
ぜひ意識してみてください。