こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
訪問マッサージの患者さんの
経過報告書は、
ケアマネさんやドクターとの
連携を保つためにも
重要な役割があります。
この経過報告書ですが、
最初の1か月、3か月、
6か月目くらいまでに関して。
何とか書くネタが
見つかって報告書も
症状の変化などの
記載が出来ます、
ですが…6か月以上経過すると、
劇的な症状の改善は
見受けられなくなるので
書く内容に困ってしまいます。
でも、必ずしも症状の改善が
無くても
心配することはありません、
高齢者の場合は
現状維持でも
凄い事なのですから。
僕の場合は、長期にわたって治療を
継続する高齢の
慢性疾患患者様などは、
6か月以上経つと症状も
大きな変化がなくなってきますので
現状維持を
目標に置くような形で記載しています。
時々、ケアマネさんなどから
「わたしたちケアマネージャーはは、
利用者さんとは
月に1,2回しか会わないので
体の微妙な変化など
分かりません。
その点、マッサージ師さんは
週に2,3回のペースで
利用者さんの
体に触れています。
なにか小さなことでも
構いませんので、
以前と変わったことなど
ありましたら、報告してくれると
助かります」
と言われるので、
気づいたことは
カルテにメモしておいて
出来るだけ報告書に
掲載するようにしています。
1回20分~30分、
それを月に数回と
患者様と接している
現場の鍼灸師・マッサージ師は、
医師やケアマネさんだけでなく
ご家族よりも十分濃い
関係性を持つ存在となりえます。
それだけに、
身体の状態以外で感じた様子や、
会話のやり取りなどは
貴重な情報となりますし、
独居の方のケースなどは
特に喜ばれることがあります。
報告書作成は
義務ではありませんが
医師やケアマネさんとの
信頼関係を築く上で、
コミュニケーションの材料として
とても価値のあるものだと
思うことから、おすすめしている
書類のひとつです。
報告書をきちんと
お渡しすることによるメリットは
医師やケアマネさんと
施術者の信頼関係維持の
目的だけでなく、
患者様側と周囲の医療関係者との
相互にあるものだと思っています
このような視点で、
施術者ならではの
患者様情報を共有するツールとして
どこまでのものが必要か、
どんなものを作成するかは
ご自身でお考えいただき、
ぜひ有効にご活用下さい。
また、内容も
もちろん大事ですが、
可能であれば、
報告書については
ケアマネやドクターに対して、
手渡しが最も望ましいと思います。
信頼関係を築く上で、
直接会って
コミュニケーションを持つことは
何よりも良い鵜手法ですからね。