こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
あなたは、
”嫁ブロック”
という言葉ご存知ですか?
簡単に言うと嫁ブロックとは、
夫が起業や転職を考えた際、
経済的リスク・世間体・将来の
不安などを理由に、
嫁が全力で
反対してくることを言います。
訪問鍼灸マッサージの
独立開業に際しても、
この嫁ブロックによって
挑戦を諦める人がかなりいます。
先日、僕の友人で
この嫁ブロックに
悩んでいる人がいたので
相談に乗っていました。
その彼は、
鍼灸マッサージ師の資格がないので
オーナーとして
訪問鍼灸マッサージの
事業を立ち上げようと
計画していました。
彼の会社は
世間的にはかなり名が知れていて、
日本人であれば
誰もが知っている大企業に
勤めていたので、
給料も安定もしていたし、
周りから見ればその会社を
辞めるなど正気の沙汰ではなく、
たまに嫁さん相談してみても、
「あんた、何を
寝ぼけたこと言ってるの?」
と、まったく同意を
得られなかったと言います。
独立開業を考えた時には、
身近にいる誰かに
相談すると思いますが、
嫁さん、両親、親戚などのに
相談しても99%反対されます。
自分の親が何か
商売をやっているケースや、
親戚の中で、会社経営を
している人であれば、
積極的に相談するのはありです。
しかし、世の中の大半は
サラリーマン世帯ですから、
あなたの親も、おそらく
サラリーマンやOLや公務員の
雇われ人の経験しかないと思います。
親としては自分の子供が可愛いので、
出来るだけ苦労のある人生を
送ってほしくないという想いから、
「本当に自分でやっていけるのか?
世の中、そんなに甘くないぞ!
お父さんの時代はな、、、、、」
「公庫から1000万の借金して開業?
借金なんて、絶対にダメです。
お願いだから、そんなリスクが
あることをしないでちょうだい!」
また、嫁ブロックを
発動する嫁さんとしても、
「あなた、バカなこと言わないで!
まだ、小さな子供もいるし、これからは
親の介護の費用のことも考えないといけない。
独立起業なんて
ギャンブルみたいなことは
絶対にしないで頂戴ね!」
などと、
全力で止められるでしょう。
相談に乗っていたら彼も、
嫁さんに反対の理由を聞いても
「とにかく、
独立起業なんて大反対!!!」
ということで
全く会話にならなかったそうです。
で、ここで考えて欲しいのが
「何で嫁さんが反対しているのか」
って事なんです。
要するに、反対の原因を
しっかりと突き止めないから
協力して貰えない訳ですよね。
結局、
「嫁さん(または夫)の
反対 = 理解してもらえない」
って思っているから
原因を突き止めないんですよね。
やっぱり、
相手が何で反対なのか、
どうすれば賛成してくれるのかを
しっかり考える事が大切なんですね。
それを放置して、
自分の目標
(独立開業して年収1000万)を
達成したいって思っていても、
誰も協力してくれないですよね。
それでこれって、
”嫁ブロック”
だけの話じゃ無いんです。
訪問鍼灸マッサージの
事業をしていくと
色々な人たちと
反対される場面に
立ち会うことになります。
例えば、
・患者さんの家族が
訪問マッサージを反対している
・医師が同意書の
発行を反対している
・保険者が療養費の
支払いを反対している
・金融機関(銀行)が
あなたへの融資を反対している
・スタッフがあなたの治療院の
運営方針に反対している
などなど、
あらゆる場面で
反対されて思い通りに
いかないことばかりです(笑)
ですから、
嫁さんに反対されたり
理解されてないんじゃ、
患者さん、ご家族、ケアマネさん、
ドクター、保険者、
スタッフ、銀行などからも
理解されない可能性が高いです。
なんだかんだ言っても
嫁さん(夫)は
自分の一番身近にいる
他人ですから。
じゃあ、どうすれば
嫁さんの理解を得られるのか?
重要なのは次の2点です。
1:説得しようとしない
男性は女性をどうにかして
説得させようとしますが
それではなかなか上手くいきません。
説得だとなぜだめなのか?
説得というだけで
自分が思っていることを
相手に押し通そうという
意識になっているからです。
嫁さんには嫁さん視点での
考え方がある。
いったんそれを受け入れつつ、
どう理解してもらうか
という姿勢が重要です。
嫁さんに理解して
貰えない多くのケースは、
「説得」モードで
臨んでしまうから
自分の思いが
伝わらなくなるんです。
説得は自分目線、
理解は相手目線ですからね。
2:「現実的計画」を共有する
嫁さんが反対する理由の
99%が収入面に関してです。
今までの安定した収入が
ゼロになる可能性もある話なので、
リスクを追ったとき、
どう対処するかを
事前に知らせておく必要があ
独立起業したいと言っても、
じゃあ当面の収入はどうなるのか?
家族の生活維持費で
毎月最低30万円は必要で、
それが維持できなくなってしまったら、
ご飯は、毎日メザシと具なし味噌汁、
子供の教育費も掛けられず、
最悪、自己破産、、、、
みたいなことを
想像してしまいがちです。
だからこそ、
今掛かっている家計をもとに
サラリーマンとしての収入が
絶たれたらどうなるか?
できるだけ
具体的に書き出してみる。
そしてそれを嫁さんと共有する。
具体的な数字になると
少し不安が晴れてくるものです。
例えば、サラリーマン時代に
貯めた貯金が720万あるとすると、
720万 ÷ 30万(生活費)=
24ヶ月(2年間)
と、約2年間は無収入でも
なんとか最低限の
生活は成り立つと。
それを元に、
「20年間サラリーマン勤めを
頑張ってきたんだから、
1年間だけ自由にやらせてくれ。
その期間は、今まで通りの
生活水準は約束するから!」
と訴えれば、嫁さんの理解度も
上がってくるはずです。
嫁ブロックを発動する嫁さんも
大切なパートナーですから
理解を得る
努力はしたほうがいいです。
嫁さんの意見を無視して、
一人で突っ走って、
それで関係が壊れてしまって、
気が付いたら、離婚届を出された、、、
何て事態になったら、
元も子もありません。
仮に、独立開業して成功したとしても
その時に周囲に誰もいなかった…、
なんてのは寂しすぎますからね。
それに自分一人でコソコソやるよりは、
嫁さんの了承を得て、
「パパは、営業と施術者探しを頑張って!
私は、経理や事務など自宅で出来ることは
何でもやるから
二人で頑張りましょうね!」
といった形で、
全力投球したほうが
当然いい結果は出やすいです。
しかしどうしても、
嫁ブロックが分厚過ぎて
乗り越えることが
出来そうもないときは、
決意はそっと胸に秘め、
嫁さんにバレないように、
こっそり実践しましょう。
そして成功してから、
稼いだ札束と勤務時代よりも
遥かに多い通帳残高の数字と
共にカミングアウトしましょう。
嫁さんが反対する理由の99%が
収入面の不安なので、
それを払しょくすることができれば、
それ以上反対されることはありません。
そして、サラリーマン時代とは違い
独立開業したら
収入の上限はありませんので、
1000万、3000万、1億、10億、、、
と増えていくことが出来れば、
豊かになって家族一緒にいられる
時間も圧倒的に増えて、
「あの時、起業して
本当に良かったわね^^」
なんて言われる時が
来ることでしょう。