こんにちは!
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
卓球女子の石川佳純選手が
現役引退の発表をされました。
卓球女子で
五輪3大会連続メダリストの
石川選手ですが、ご自身の中で
やりきったという思いが強く、
引退を決断したそうです。
さて、卓球では
石川選手のようなプロの最前線で
戦っている選手同士の試合も
アマチュアが
参加する市民卓球大会でも
プレイヤーは同じルールで戦います。
卓球のコートの広さも同じです。
ボールの大きさだって
違わないでしょう。
つまり、ゲームの基本的な
要素はすべて同じということです。
ただ、世界トップクラスの
卓球選手の勝負は
いかに相手より、強いサーブを打ったり、
高速なレシーブを返したり、
激しいスマッシュを叩き込んだり、
相手の実力を上回る必要があり、
まさに、強いもの、
実力があるものが勝つ、
「勝者のゲーム」と言えます。
一方、市民卓球大会などに参加する
素人の卓球の勝敗は、
強いサーブを打ったり、
強烈なレシーブを
返したりという要素は
あまり勝敗には関係ありません。
勝敗を決する大きな要素は、
相手のミスによるものです。
相手が、
ネットにボールを引っ掛けたり、
スマッシュを空振りしたり、
ダブルフォルトで失敗したり、
とミスで自滅していく
ケースがほとんどです。
素人同士の卓球の試合では、
強いサーブや
強烈なレシーブは必要なく、
大切なのは、確実に
相手のコートにボールを返すことです。
そのうちに相手が自滅してくれるからです。
弱いものや、実力がないものが
勝手に自滅していく。
これを「敗者のゲーム」と言います。
さて、これらを踏まえて、
訪問治療院経営というゲームは
どうでしょうか?
同じ商圏、同じ地域で
患者さんというパイを取り合う
要素があるわけですが、
「他院の失敗(廃業)の上に成り立つ」
と、言えるかもしれません。
ただ、同じ商圏に
多くの治療院がありますが、
所詮は
自分自身との勝負になります。
自分の院が
廃業してしまったら、それで終わりです。
廃業しないためには、
相手に勝とうとするのではなく、
負けないようにしないといけません。
例えば、
・基本的な経営力と技術力の構築
・開業時に押さえておくポイント
・新規集客のための戦略
・ホームページでのマーケティング
・患者さんを固定化するためのポイント
・スタッフさんの育成方法
など、安定した
治療院経営をしていくために
これらの項目をミスなく
実践していくことです。
別に、地域のライバル院に対して、
強烈なサーブを打つ必要はありません。
相手のコートに確実にミスなく、
ボールを返すように
やるべきことを正しい順序で
やり続けることが大事になります。
特に個人治療院の場合は、
ライバル院より
売上を上げてやるとか
スタッフ数を増やすなどの
競争するのは
あまり意味がありません。
長く継続的な院経営を
目指すならば、
勝ちにいかないこと。
そして、負けを避けること。
そのためには
ミスをしないことが大切です。