こんにちは!
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
先日、地元の商店街の
お祭りに行って来ました。
炎天下の中で、交通整備の
アルバイトのお兄さんが
頑張っていました。
実は、現在訪問マッサージで
成功されている先生も
独立開業当初の
3か月~1年間くらいは
交通整備のアルバイトや
コンビニのアルバイトや
ファミレスのアルバイトや
深夜の道路工事の
アルバイトなどで、
生計を立てていたという方も
少なくありません。
治療院業界の中でも、
訪問マッサージ・訪問鍼灸においては
独立開業することのハードルは
極めて低いです。
なので、今現在、
・20代~30代
・独身
・実家暮らし
という状況であれば
何のリスクもないので
すぐに訪問マッサージ・訪問鍼灸で
独立開業すればいいです。
しかし、すでに結婚されていて、
お子様がいるような状況では
多少は慎重になる
姿勢も求められます。
何故なら、保険治療の場合は
収入の9割分が自分の銀行口座に
入ってくるまでに約3か月程度
かかるので、
最低でも
3か月間は生きていくための
資金を作らなければなりません。
3か月で訪問マッサージの
経営が軌道に乗れば
いいのですが、
そうでない場合は
6か月間、12か月間と
アルバイトを続けなければ
生活を維持できないという
ケースもあります。
訪問マッサージ・訪問鍼灸は
しっかりしたノウハウの元で
確実に実践すれば、かなりの
高確率で成功すると思いますが、
100%全員が
全員成功するわけではありません。
そう、実は誰でも彼でも
簡単に成功なんて
実現できないのです。
成功するまでにどれだけの
努力と失敗があったのか。
それは、その人個人に聞かないと
絶対にわからないこと。
そして、大抵の人間は失敗談なんて
言いたくないので、
下積み時代の貧乏話や
アルバイト時代の苦労話は
ほとんど表に出てこないのです。
訪問マッサージ・訪問鍼灸で
開業しても
地元で認知されるまでにある程度の
時間は必要になります。
開業初日から売上が
上がることなんてほぼ皆無です。
ということは、しばらくは
自分の貯金を取り崩す、
もしくは、起業したにも関わらず、
家賃や食費や
水道光熱費や養育費などの
固定費を払うためにバイトを
しなければならない現実があります。
その覚悟が無ければ、
独立開業はしないほうがいいです。
一つ例を挙げると、、、
当協会で、先月度の
売上が68万だったという
T先生という方がいらっしゃいます。
T先生は、開業したての時は売上は
脳梗塞後遺症の親戚の
伯父さん1件だけだったそうです。
売り上げにすると月3万円だけ。
3万円の中で、
最初の月にもらえるのは
自己負担分の3000円だけ。
正直、1か月目の手取りが
3000円では、
どうにもこうにもなりません。
カッコつけて、訪問マッサージ院を
開業したが、なかなか
患者さんが増えなかったので、
深夜22時から翌朝4時頃まで
道路工事のアルバイトで
生計を立てていたそうです。
正直、とても悔しかったようですが、
でも、それが現実だったのです。
だって、食えないもんは
食えないのだから。
T先生は、家族がいらっしゃるので、
すぐ廃業して、また勤務
鍼灸マッサージ師になることも
考えたといいます。
このように、独立開業しても
食えないときは
本当にキツイのです。
いや、まじでキツイです。
でも、T先生も結果論としては
今現在は、すごく
楽しい生活を送っています。
勤務時代よりも
何倍もの収入を得て、
家族との時間も
とれるようになったので、
本当に楽しそうな生活をしています。
ただ、ここまで来るのは
本当にきつかったと言います。
お金もだし、対外的なものも含め、
本当にきつかったそうです。
そんなに、全員が全員、
すぐ成功したら鍼灸マッサージ師は
貧乏が多い
業界にはなっていません。
でも、最初の3か月を
アルバイトでもして
何とか乗り越えることができれば
かなり安定した収入が
見えてくると思います^^