この夏、独立開業するかどうかの判断基準

こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。

訪問鍼灸マッサージの業界で
ドカンとのボーナスが出る院は
そこまで多くないですが、
のボーナスを貰って
独立開業
お考えの方もいらっしゃいます。

これ独立すべき
どうかを悩んでいる方
こんなご質問を頂きました。

 ↓↓↓

—- Original Message —–

現在、勤務している訪問マッサージ会社には
7年間お世話になっています。

毎日、8~11名程度の施術を行って、
売上も80万/月以上は出していると思います。

会社らもらう給料
(月給30万円)以上に
利益を出していると思うので、
そろそろ独立しようと考えています。

そんな状況ですが、
自分は独立すべきだと思います

—— End of Message ——

こちらの質問に関して、
本心ら答えるのなら

独立したければすれば良いし、
 したくなければ、
 そのままでも良いし」

とし言えません。

それに、ご質問頂いた方の
背景が分らないと
何とも言えません。

仮に、

28歳男性。
実家暮らしで、家賃も食費もタダで
月に3万円位のお小遣いがあれば
十分暮らせていける方。

42歳男性。
妻と子供3人暮らし。
月に40万円の手取りがないと
生活が成り立たない。
そのうえ、長女と長男が
来年、再来年に
私立の高校受験を控えている方。

が居たとしたら
アドバイスも全く変わってきます。

独立して100%成功する確信があれば、
すぐに独立すればいいですが、
そうとも言い切れない部分が
ありますよね。

最近のニュースで、

・「人手不足」による倒産、
 前年比2.1倍に急増し初の100件

・24年5月の企業倒産件数、
 12年ぶり1000件超

・企業倒産1万件?
 コロナ禍より悲惨な中小企業

・介護事業者の倒産最多、
 厚労相「人手不足や経営不振で」

・ラーメン店倒産、調査開始以来で
 過去最高 材料高など影響

などの倒産や廃業に関するものを
よく目にするご時世です。

実際ある調査によると
独立起業後の成功率は
起業1年後に
経営を続けている会社は40%。
つまり、半分以上の会社が起業後
たった1年で
倒産していることが分ります。

実際、弊社のオフィスがある
JR駒込駅周辺でも
ここ1年以内にオープンした
飲食店の廃業の知らせをよく目にします。

飲食店は大通りなど目立つ立地に
店舗を構えているので
廃業の張り紙などを
目にすることが出来ますが、
それ以外の業種業態でも
人知れず廃業している所は
多いことでしょう。

さらに、厳しいデータとしては
起業ら5年後には15%、
10年後には6%と
その数はどんどん減少し、
起業して開業30周年迎えられる会社は
わず0.02%しないとのこと…。

独立起業はやろうと思えば
誰でもできますが、
それを長く継続していくことは
データ上、やや難易度が
高いのなと思います。

また、独立した上で得る収入と、
会社員として得る収入では、
なり性質が違います。

独立して、
自分でビジネスを行う方が、
リスクは比較的高くなります。

ということは、
そのリスクに見合った
リターンが必要ですよね。

では、どのくらいのリターンを求めるの

単純にお金(収入)の部分だけに
フォーカスするのであれば
会社員として貰っている給与の
3~4倍くらいのリターンが
欲しいところだと思います。

給与が月収30万円でしたら
100万円/月の収入を
見込めるのであれば
チャレンジする価値は
あると思います。

リスクを負う訳です
リターンが大きくないと
やってられないですよね。

もちろん、独立するということは
単純にお金(収入)だけで
図れるものではありません。

・家族との時間
・子供との時間
・自分自身の成長
・住む場所の自由
・働く時間の自由
・人間関係の自由

などなどの側面も関与しますので
総合的に判断すべきです。

独立開業する際の
メリット、デメリットを
考えだしたらキリが無いので、
大事なことは
どのように生きたいということ。

自分の人生はこのようにしていきたい!
それを実現するためには
独立した方がいいというのであれば、
確実に独立すべきですね。

ここまで色々と、
それっぽいこと言いましたが、
僕はサラリーマンは
2年持たずに辞めました…(当時24歳)

特に明確にこれがしたいと言う事はなく、
”辞めちゃえ!”って感じでした。

でも今振り返れば、
”辞めちゃえ!”って
直感に基づいた行動は
正解だったと思っています。

もしあの時、あのタイミングで、
”辞めちゃえ!”っていう勢いで
辞表を提出していなったら、
今の自分は確実に無ったわけです・・・。

結局、僕たちは瞬間的な速さで、
を選択しながら、
生きているわけです。

いえ、ぐずぐずと選択を
遅らせている事もあるでしょう。

それが良いの悪いの
その時は、よく分りません。

でも良いも悪いも、
ら自分が意味づけするのですら、
僕が辞表を出したという
選択自体に、もししたら
それほどの意味なんて
ないのもしれません。

ベストな選択をしようと
努力をする事はもちろん大事ですが、

自分が選択する事自体に
「これがベストだ」と
思えるようになれたら、
多分、それが一番正しい道だと思います。

迷っているんだったら、
今、決めない事がベストなんだ、

決めたいんだったら、
今、決める事がベストなんだ、

そう思って、
結果は天に任せる位の潔さが
きっと一番いいのなと思います。

を選択する事が
常に自分の道と思えるような
そういう自然な自信を
身につけたいですね^^

それがあれこれといらぬ事で
悩まない秘訣なのもしれません。