こんにちは!
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
「1日に何人くらいの
施術が出来るものですか?」
というご質問を良くいただきます。
移動距離や施設・在宅で
変わってきますし、
勤務時間によっても
変わってきますので
それぞれの1日の
上限施術人数は変わってきます。
僕も現役バリバリのときは
1日に13人位まで施術を
したことがありました。
1日13人となると、
移動と施術の繰り返しで
お昼ご飯もゆっくり食べれないような
スケジュールになります。
当協会の施術者の方の中には、
1日に20人を
施術されている方もいます。
1日に20人の患者さんの施術となると、
朝から晩まで施術をして
夜の21時から
深夜にかけての事務作業、
ケアマネやドクターへの報告書の作成、
セミナーなどにも参加して、
家族の相手もしなくてはならないという
超ハードワークぶりです。
さすがに体力の限界ではないかと
思ってしまうほどの状況です。
おそらく、こんな限界状態の中、
訪問マッサージが続けられるかどうか
不安だという方も
少なくないと思います。
しかし、独立開業して最初のうちは
「もう、これ以上は無理・・・」
というぐらい忙しくなる時期を
体験しておくことは非常に大切です。
巷では、
「仕事は効率化すべき」
という事をよく聞きます。
確かに仕事を効率的にこなして
生産性を上げるのはとても大事です。
しかし、効率化と言っても
実際に一から十まで全てやってみないと
どこが大事で、どこが不要かが
見えてきません。
なので、いずれ効率化していく為にも
徐々に仕事の効率が
上がっていきますので、
心配せずに進んでください。
僕の起業当初に
事務所の机の前に貼っていた言葉で
「死ぬ気でやれ!どうせ死なないから!」
というものがありました。
ブラック企業に雇われて嫌な仕事を
残業代無しという中で
強制的にやらされるのは
厳しいですが、
自分で起業して、自分の目標が明確な時には、
死ぬ気で働いても、
そこまでツラくないですし、
簡単に死んだりしません^^
たまに、
「患者さんが少ないので、
なかなかやることがなくて・・・
空き時間はツイツイ関係ないことして
遊んじゃうんですよね・・・
という方もいますが、
そんな事を言っていたら、
遅かれ早かれ確実に廃業を迎えます。
何をやればいいか
分からないから何もしないというより
空回りでも良いので、
毎日行動をし続けて
あえて忙しくするほうが良いと思います。
特に独立開業した立ち上げの時期に
時間に余裕があるというのはあり得ません。
やれることをすべてやっていたら、
時間が足りないのが普通です。
とにかく最初は限界までやりましょう。
それが成功のプロセスの一部です。
たくさんの数をこなしていくうちに、
訪問マッサージの仕事の効率も
経営的な勉強の効率も高まってきます。
多くの量をこなしていく中で、
自分の中での向き・不向きや、
自分にとって良い仕事・悪い仕事が
わかってきます。
そして、訪問マッサージ・訪問鍼灸の中でも
自分が最も得意で最も
利益率の高い部分が見えてきます。
そして、不得意で断ったほうが
良い仕事も見えてきます。
最初は無理だと思っていた仕事の量も
必死でやれば
なんとか間に合ったという事は
多く体験すると思います。
仕事の効率はこうやって限界を
体験したときに最も高まります。
逆にいえば一度は「もう無理!」という
状況を体験してみないと
体が慣れてきません。
そして限界を超えて、ただ効率化する
だけでは無理だという時期が来た時は
そろそろ働き方を
考えるタイミングかもしれません。
自分でやらなくても
大丈夫な仕事は
他人に任せたり、
次のステージに
登るサインなのかもしれません。
それまでは、
あえて限界に挑戦してみてください^^
自分の限界が思ったより先に
あることに驚くはずです。