食レポに学ぶ!施術説明のコツ

こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。

先日、スポーツクラブのサウナで
テレビでグルメ番組を見ていた際、
あるタレントがレストランの
新メニューを紹介をしていたんです。

そのタレントさんの
レポなんですが
「美味しい~」「やわらか~~い」といった
表現ばかりで
料理がどのように美味しいのか、
どんな感触があるのかが
具体性に欠けていて
全くわかりませんでした。

すぐにサウナから出て、
水風呂に駆け込んだわけですが
水風呂の中で
冷静なって考えてみたのですが…。

これはまさに、私たちが患者さんに
施術内容を説明する時にも
同じことが言えるのではないか??

僕もまれにショッピングセンター等で
リラクゼーションのマッサージや
整体を受けることがありますが、

・「固いですね~~~」

・「張ってますね~~」

・「バキバキですね~~」

なんていう説明
施術者さんから受けても
具体的な説明がないので、
受け手として
何を期待すれば良いのか分からず、
不安を感じてしまうことがあります。

そこで今日は、
レポをヒントにして、
患者さんとの信頼関係を
築くために必要な3つの説明ポイントを
ご紹介します。

1.具体的な説明

レポが下手な人は
単調な形容詞に頼りがちです。
「美味しい」「まずい」といった
一般的な感想だけではなく、
具体例を挙げて
感想を伝えることが大切です。

たとえば腰痛をお持ちの
患者さんを施術する場合、

「この施術は、この部位の
 筋肉の緊張を緩和し、
 痛みを軽減します。
 施術後は動きやすさを
 感じるはずです」

このように施術の内容を
具体的に説明することで、
患者さんは理解しやすくなり、
不安を軽減できます。

2.感情や体験を伝えること

良いレポは、べ物が
引き起こす感情や体験を視聴者に伝えます

例えば、デザートをべたとき、
その甘さと香りが口の中に広がり、
「幸せな気持ちに包まれた」などの
レポを聞いたことはありませんか?

このように施術を受けた後に
患者さんがどのような感情や体験ができるか
未来を伝えることで、
安心感を与えることができます。

施術後、身体が軽くなり、
 ストレスから解放されたような
 気分を味わえますよ」
など、あなたの施術
受けたその先どうなるのか、
未来をきちんと伝えることによって、
患者さんの信頼を
深めることができるはずです。

3.背景や文脈を説明すること

良いレポは、その料理が
どのような文化的背景から生まれたのか
その土地の風土がどう料理に
反映されているのかを説明します。

つまり同様に

「この施術方法は
 東洋医学の原理に基づき、
 何百年も前から用いられてきた
 技術なのです。」

「特定のツボを刺激することで
 筋肉と神経のバランスを
 整えることが健康維持の鍵です」

など、施術の背景や
理論を説明することで、
患者さんは施術に対する理解が深まり、
安心してあなたの施術
けることができます。

いかがでしょうか?
これらの3つのポイントを実践することで、
患者さんとの信頼関係を強化し、
より良い施術を提供することができます。

是非活用してみて下さい!