サービス担当者会議での立ち位置

こんにちは!
日本訪問マッサージ協会の藤井です。

1月も半分過ぎましたが、
もうお正月気分は抜けましたか?

キリッと切り替えるためにも、
今月のスケジュールを具体的に
詰めていきましょう!

さて、今日はブログ読さんからの
ご質問をいただきましたので
あなたにもシェアさせて頂きます。

—– Original Message —–

藤井先生

いつもブログ、楽しみにしております。
初めて、質問させて頂きます。

お世話になっているケアマネさんから
様の担当会議
出席してほしいと言われており
時間があえば出席させていただく事に
なっております。

なにぶん
初めてな事なのでわからないのですが、
自分で書いた報告書を持ってそれを
お話させて戴こうかと考えております。

また、その場で営業も
一緒にできればと自身の
プロフィール・名刺・アンケートを
持って行こうと思うのですが
あまりこういう場では
良くないのでしょうか?

—— End of Message ——

まずは、
ご質問ありがとうございます。

サービス担当会議ってご存知でしょうか?
ご存じない方の為に簡単に説明すると、

介護保険の利用さんの
ケアプラン作成のための
話し合いのことでケアマネさんが
主催となって開かれます。

参加は利用さん、
ご家族、ケアマネさん、
ドクター、看護師、理学療法士、
デイサービス施設長、訪問入浴担当
福祉用具の担当、介護ヘルパーさん、
介護タクシー担当など、
通常は5~10名程度になります。

訪問マッサージ・鍼灸の場合は、
介護保険ではなく医療保険の
サービスなのですが、週に2~4回程度の
施術を行っており、
利用さんの体の変化なども
分かるケースが多いので、
ケアマネさんから参加依頼の
お声を掛けられることもしばしばあります。

そんな介護や医療の担当が集まって
何を会議するのかというと、
目的は主に次の3つです。

1:利用のより
  良いサポート体制を整えること

参加する人は、
利用のより良い支援をする為には
どうすればいいのかという
確認が重要になります。

また、現在利用さんが利用している
他の業さんのサービスを知ることで、
色々な側面から利用さんの
要望を把握することができ、
総合的に利用
サポートすることが可能になります。

2:業さん同士のサービス内容や
  事業内容などを知り、理解を深める。

同じ地域で活動しているけど、
他の介護サービスさんが
どんな仕事をやっているのか
意外と知らないものです。

会議の中でお互いの
サービス内容を知り、
利用さんに対して、
何を具体的にできるかを
把握しておくことも重要です。

3:現状サービスの問題点などを
  明らかにし、新たな展開に繋げる

ケアマネさんを始め各業さんの
具体的なケースを検討することで
サービスの不備な点や
足りない部分が見えてきたりします。

現在のサービス体制は
本当にベストなのか?
具体的ケースから、
現在の課題をも引き出し、
利用にとって
さらに良いサービスへ結び付けていきます。

そんなサービス担当会議の中で、
鍼灸マッサージ師に
求められる意見としては、

・現在、体のどの部分に痛みがあるのか?
・歩行状態はどうなのか?
・治療回数頻度は適切か?
・今後、どういった治療をしていけば
 より良くなっていくのか?

などなどです。
現状の課題と今後の具体的対策を
しっかり言えれば問題ないと思います。

サービス担当会議の中で、
あからさまな営業は敬遠されますが、
軽く挨拶程度で
プロフィールや名刺などは、
参加した業さんのことを知る上でも
大切な事なので遠慮なく行ってOKです。

鍼灸マッサージ師が
サービス担当会議に呼ばれるということは
ケアマネさんからの信頼の証の1つです。

ケアマネさんからの
信頼を損なわないように、
鍼灸マッサージ師として、在宅で出来る限り
快適に過ごせるよう患さんはもちろん
ご家族の方の負担を少しでも減らし、
いきいきと生活して頂けるように
全力で施術を行っていくのが
大切になってきます。

是非、参考にして頂ければと思います。