報告を怠る者は現場にあらず!

こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。

世間はゴールデンウィーク。

カレンダー上では
お休みムードが漂っていますが、
ここだけの話、介護・医療の現場には
「連休」なんて関係ありません。

サラリーマンやOLであれば、
11連休を満喫するのは良いですが、
院長先生は、やはり365日、24時間、
頭の中では現場の事を
意識する必要があります。
それが、この仕事のリアルです。

当院の場合、
院内ルールブックというものがあり
夜間・休日の業務連絡については
下記の内容を周知・徹底しています。

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★夜間・休日の業務連絡

土日祝日・長期休暇・早朝・夜間など、
勤務時間外に、上司から電話等で
連絡があった際には、
速やかに応答すること

休みとわかって
連絡しているわけですから、
緊急事態だと認識してください。
この場合、気づいた時点で
すぐに応答すること。

休日中であっても
やむを得ない事情を除き、
携帯電話を
チェックするようにしてください。

できるだけメール・チャットワークも
1日1回は確認すること。

介護や医療の現場
24時間、365日動いています。
そのため、急ぎの問合せなどが入り
夜間・休日であっても
至急対応が必要になる場合があります。

このような事態が生じた際には
速やかに対応できるようにする。
これは仕事のプロとして
当然の心構えです。

尚、勤務時間外に仕事をすることを
推奨するものではありません。
土日祝日・長期休暇・早朝・夜間に
緊急案件が起こらないように、
事前にきっちり
準備をしておくのが大前提です。

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報告”の重要性は、
休日だろうが平日だろうが、関係ありません
むしろ連休中こそ、
スタッフ間での報告・連絡・相談の
いわゆる「ホウレンソウ」の徹底が、
現場の安心と信頼につながります。

前提ですが、
訪問マッサージの現場は、
1人の油断や報告ミスが
さんのQOL(生活の質)に直結します。

例えば、、
「連休中だから、まぁ大丈夫だろう」
と軽く流した小さな変化が、
後で“取り返しのつかないトラブル”
になることも、珍しくありません。

更に、、
さんのご家族が、休日に何気なく
「最近、足のむくみが
 強くなってきたみたい」と話していたのに、
「連休明けでいいか」と
報告を後回しにした結果、
実は深刻な
疾患のサインだった…なんて話も、
現場で起こり得るケースです。

しっかりと報告を徹底していれば
防げることも多くあるのです。

実際、報告が上手な施術スタッフには、
こんな共通点があります。

1:要点を簡潔に伝える

「誰に・何が起きて・どう対応したか」を
一言でまとめる。

たとえば、

「Aさん、連休中に転倒歴あり。
 腰に痛み訴える→次回施術で再評価予定」

このくらいバッと伝えることで、
他のスタッフも動きやすいです

そして、次のアクションを示してくれる。

「今どうするべきか?」
「誰がどのように動くのか?」

までハッキリ言える。

「次回はストレッチ案を試します」
「必要なら主治医に相談します」

など、先を見据えた
報告ができる人は信頼されます。

2:事実ベースで話す

「たぶん」「おそらく」で誤魔化さない。
「連休中に○回トイレ介助が必要だった」
「熱が38.8℃まで上がった」
こういった数字や客観的事実を交えると、
安心感が違います。

逆に、報告が苦手なスタッフは、
情報があいまいになりがちです。

「特に何も変化はありませんでした…」

「多分、大丈夫だと思いますが…」

こんな報告は要注意。
現場の誰も安心できません。

介護医療の現場は、誰かが休みでも
現場そのものは休まない”世界です。

連休だろうが、お盆だろうが、
お正月だろうが、
報告の質とスピードは大切です。

ぼく自身、何度も
「早めの報告」に救われてきました。

あなたも、「今この瞬間」の
小さな違和感や気づきを、
ぜひ積極的に報告してください。

報告ができるスタッフは、
さん・ご家族、そしてチームからも
絶対的な信頼を勝ち取れます。

そして、どんな連休でも
さんの安心と笑顔を守る、
プロフェッショナルとしての
誇りを手にできます。

報告力”

これが出来れば、
あなたの武器になるはです!