こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
あなたは、
「開業前に
“ドライテスト”をやってますか？」
国家資格
（あん摩マッサージ指圧師、
はり師、きゅう師）を持って
訪問鍼灸マッサージの開業は、
店舗を持たずともいつでも可能です
「やろうと思えば、
明日からでも開業できますよね？」
という声もよくいただきます。
ですが、
ここが落とし穴かもしれません。
開業そのものはカンタンですが、
そのエリアが
“事業に適した場所かどうか”の
見極めを怠ると、
後から大きな
苦労をすることになります。
実際にこんなケースが起こります。
・ 医師が同意書を
なかなか書いてくれない
・ 市の財政が厳しく、
生活保護の患者対応ができない
・ ケアマネさんが介護保険以外の
サービスに無関心
これ、どれも
“開業前のリサーチ不足”が
原因なんです。
つまり、「市場調査」が甘かった。
訪問鍼灸マッサージの
市場調査では、まず
・往診圏内の人口や高齢者率
・介護事業所やケアマネの数
・地域の医療・介護との
連携のしやすさ
といった情報をインターネットで
調べる方が多いですが、
実はそれだけでは不十分なんです。
ここで登場するのが、
「ドライテスト」という考え方です。
通販業界などで使われる手法ですが、
要するに
「まだ商品を本格的に仕入れる前に、
市場の反応を
小さくテストしてみる」というもの。
訪問マッサージの世界でも同じで、
本格的に広告や印刷物、
届け出を出す前に、
・ 本当にそのエリアで需要があるのか？
・ 同意書は取りやすいか？
・ ケアマネとの連携はスムーズか？
といった点を事前に
小さく検証する必要があるんです。
これが、まさに
「訪問版ドライテスト」です。
たとえば、開業前に地元に戻って数日かけて…
・ケアマネにヒアリングする
・医療機関の傾向を調べる
・高齢者がどんな悩みを抱えているか聞く
といったことをやるだけで、
「この地域、やれそうだな」という
手応えが得られます。
実際、ある先生は開業の
1年前からこのドライテストを
徹底的にや
開業初月から30万円以上の
売上を安定して確保できました。
逆に、
「ライバルがいないからやれそう」と、
勢いだけで開業してしまうと危険です。
実はライバルがいないのではなく、
「その地域が成立しないエリアだった」
というパターン、
少なくありません。
訪問マッサージの
ドライテストでは…
・同意書は出るか？
・ケアマネがサービスに
理解を示しているか？
・レセプトが問題なく通るエリアか？
これらを事前に確認することで、
少ない資金で
“確実に成功する開業地”を
見極めることができます
ポイントは、
・ドライテストで合格 →
そのまま開業GO
・合格しない→
無駄な出費をする前に撤退判断
つまり、失敗のリスクを限りなく
ゼロに近づけることができる。
事業って、勢いも大事なんですが、
その前に最低限やるべき
「準備」があるんですよね。
ぜひ、
これから開業を考えている方は、
「やる前に一回、テストしてみる」
という視点を持ってみてください。
それだけで、
開業後のスタートダッシュが
大きく変わってきます。
