こんにちは!
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
このブログをお読みの
ひとり治療家、
個人事業主の経営者さんの中には、
訪問鍼灸マッサージで
「ゼロ→イチ」を駆け抜けて、
患者さんが10人、
20人、30人と増えて行き、
中にはひとり治療家で
50人の患者さんを
担当するほどに
成功した人もいらっしゃいます。
患者さんが増えて、
収入が増えることは
とても喜ばしい事ですが、
その一方で、所得税、
住民税、健康保険料などの
いわゆる「税の壁」に
悩まされることがあると思います。
年末のこの時期になると尚更ですよね。
実際、僕のメールボックスにこんな
リアルな相談がありました。
↓↓↓
—- Original Message —–
2年前に
訪問マッサージ事業で独立開業して
個人事業主として活動してきました。
売上も安定して月に50万円を超えて、
良いときは70万円近い時もありました。
訪問治療の仕事はやりがいもあり、
売上も順調なので良いのですが、
国民健康保険料の負担で悩んでいます。
現在、38歳で妻と娘の3人暮らしで、
個人事業主として
国民健康保険に加入しています。
なんと、
その国民健康保険料の支払額が
年間65万円となり衝撃を受けています。
また、それとは別に
自分と妻の国民年金保険料も
「月額16,340円×2人分×12か月=39万円」
となり、国保と国民年金で
年間”104万”の支払い負担は
正直なところめちゃくちゃ厳しいです。
来年の春には2人目の
子供が生まれるのですが、
国保の負担が
さらに高くなるかと思うと恐ろしいです。
このバカ高い国民健康保険料、
何とかならないものでしょうか?
—— End of Message ——
個人事業主のひとり治療家さんの中で、
税の壁の中でも、特に
「えっ!?こんなに払うの?」
と思うのは、
国民健康保険料ではないでしょうか?
特に、ひとり治療家スタイルでの
訪問マッサージの場合は、
経費が少ないので
「年間売上=ほぼ年収」に近くなります。
国民健康保険料の計算は
各市町村によって微妙に違いますが、
ザックリ、年間収入600万(月間50万)程度の
個人事業主の場
国民健康保険料は
最高限度の「年間77万円」になります。
ここに国民年金保険料が
「年間21万円」プラスされると、
実に「年間合計98万円」になる計算です。
もし結婚して奥様がいる場合は
妻の国民年金保険料も
払わないといけませんので、
さらに「年間21万円」を
プラスして夫婦で
「年間合計117万円」の
支払い負担になるわけ
いいですか。
毎日、汗水流して
頑張って稼いだ600万円に対して、
社会保険料として117万円の
支払いを強制されるわけです。
その他にも、所得税(30%程度)、
住民税(10%)、消費税(
などの支払いもあって、
普段の生活に必要な、
家賃や食費や保険などの
出費もかさみますので、
高市首相は、
「働いて、働いて、働いて、、、、」
と言いますが、
どれだけ働いても
お金の守備力を強化しないと、
「働けど働けど
なお我が暮らし楽にならざり・・・」
という、状況に陥ってしまいます…。
例えば、他の業界のお仕事で、
売上が10億円で
年収が1億円みたいな人だったら、
ザックリ半分取られても
5000万残るのですが、
訪問鍼灸マッサージの個人事業主の
上限って決まっているじゃないですか。
そうなると、
一番頑張っている先生が
一番割に合わないゾーンに必然的に
食い込まれてしまうのです…。
また普段、元気で病院にもいかないし、
生涯現役で頑張るから
将来の年金にも期待していない
個人事業主の先生にとっては
痛すぎる出費になるでしょう。
当協会の中で懇意にしている先生に
「国保って毎年
いくらくらい払ってる?」と聞いたところ、
「今年は72万円でした。
病院には1回も行ってませんが^^;」
「私は、67万円でした。
正直かなりキツイです…」
「自分は、58万でしたが
毎月5万程度の天引きはツラいです…」
と、かなり稼いでいる先生ほど
健康保険料の負担が大きく、
苦しいという現状があるのです。
僕自身の話をすると、
独立起業した個人事業主の時代から
約10年近くは、東京都北区の
国民健康保険に加入してきました。
訪問マッサージ・訪問鍼灸の事業で、
いわゆるコクホ(国民健康保険)の
患者さん数名に対して施術をして、
収益をあげていますので、
国民健康保険料を払うのはある程度は
仕方ないことだなと思っていました。
でも、冷静に考えると
「国民健康保険料はバカ高い! 」
と言わざるを得ません…。
僕の場合は、
当時の上限の支払額である
年間77万円程を、ずーっと支払ってきました。
(今は、国保の上限は年間110万円です)
1年間で、77万円の負担額・・・・。
ぶっちゃけ、病院に行く機会って
1年間のうちに何度も、何度も無いですよね?
僕の場合は、年に1回程度、
近所の内科クリニックに行って診察と
薬を貰う程度しか健康保険証を
使う場面がありませんでした。
窓口負担だと、年間で2000円程度でしょうか。
「年間2000円の治療費の為に、
年間で77万円の保険料って高
なんだかスゴク勿体ないな~、
全然元が取れていないなあ、
と思いつつも、万が一大病した時に
困るから仕方ないかな・・・」
と、自分に言い聞かせて支払い続けていました。
でも、冷静になって計算してみたんです。
今現在、
40代の藤井がこのまま75歳になるまで、
毎年77万円の負担となると、
35年 × 77万 = 2695万円
の負担額になるのか・・・・(絶句)
で、僕がこれだけの
保険料を支払ったとしても
残念ながら
この制度が良くなることはありません。
国民健康保険制度現時点で、
3600億円もの赤字です。
この赤字に回復の見込みがあるのかというと、
少子高齢化が進む日本では、その逆です。
現行の制度のままなら、
悪化の一途を辿ることは間違いない事でし
また、日本全国で国民健康保険の
給付内容は同じなのに、
保険料は市町村によって
ピンきりという矛盾を抱えた制度です。
(※神戸、名古屋、大阪、横浜などの
大都市部は保険料が高いです
そして一番
知っておかなくてはならないことは、
こんなヒズミだらけの制度の中で、
最も割りに合わないのが、
現場で汗水流しながら
一生懸命施術をしながら
お金を稼いでいる【あなた】ということで
特に、年収300万~700万程度の
個人鍼灸マッサージ師にとっては、
最も金銭的負担が厳しい
ゾーンに該当してしまうのです
実は、国民健康保険は低所得者でも、
高額所得者でもない
最大のボリュームゾーンに
一番負担がかかる仕組みになっています
でも、もしこの「年間77万円」の負担が
政府も推進している
100%合法なある手法を使うことで
「年間7万円」の負担額へと
大幅に激減出来たらどうでしょうか?
これから75歳になるまで
払い続ける、国民健康保険料ですが、
あなたの年齢が30歳だとすると、
45年 × 77万 = 3465万円/生涯
でも、一方である手法を使う事で、
45年 × 7万円 = 315万円/生涯
まで、劇的に削減することが可能なのです。
実に差額は3000万円超という、
もはや、
家が1軒を買えるくらいの金額の
差になってしまうのです。
しかも、生涯で
3465万円の保険料を支払う人と、
生涯で300万円の保険料しか
支払わないで済む人を比較して、
受けられる医療サービスが異なるかと言うと、
全く変わりがありません。
(むしろ、負担額が低い人の方が優遇されます)
3465万円の保険料を支払ったとしても、
・病院からの鍼灸の
同意書発行を優遇してもらえる
・病院での待ち時間を短縮してくれる
・病院窓口での支払い負担を減額してくれる
・腕が良いドクターが優先的に担当してもらえる
・治療効果の高い薬を優先的に処方してくれる
・毎年の人間ドッグ費用が無料になる
といった、優遇処置は一切ありません。
(仮にこのような優遇措置があれば、
まだ我慢して支払うのですが
役所や病院に改善を求めたとしても
“人の命は平等だから”という
決めセリフを言われて終わるだけで
今説明してきたように残念ながら、
国民健康保険制度は「死に体」の状況です。
どれだけあなたが現場で頑張って
健康保険料を
納めたとしても改善することはなく、
頑張って稼いで、高額な保険料を
支払うたびにツラくなるだけです
であれば、
政府が推進している手法で
健康保険料を劇的に削減したほうが
賢明であることは間違いない事でしょう。









