こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
先日、脱毛業界大手
「ミュゼプラチナム」で全店舗一時休業、
そして給与未払いという
ショッキングなニュースが報道されました。
しかも、驚いたのが…その渦中にあって、
社長が従業員に対して
「(従業員の)皆さんにも責任がある」
と発言したというのです。
どうですか?
この言葉を聞いて、
あなたはどんな感情を抱いたでしょうか?
ぼくは思わず、こう叫びたくなりました。
「それ、言っちゃダメなやつでしょ!!」と。
いや、たしかに経営って、
誰か一人の責任だけじゃないかもしれない。
でも、です。
“最後に責任を取るのが社長”
でなければ、誰がこの船を導くのか?
実際、ぼく自身も訪問マッサージという
“地域密着”の事業をやっていて、
日々強く思うことがあります。
・患者さんに信頼される運営をすること
・スタッフに対して誠実であること
・そして、収益構造を現実的に築くこと
この3つを疎かにして、
「信頼」だけ維持するなんてこと、
できるわけがありません。
売上を作ること。
雇用を守ること。
これは社長の仕事。
いや、社長の“責任”です。
今回のミュゼのニュースを聞いて
思い出したのがこの言葉です。
「電信柱が高いのも、
郵便ポストが赤いのも社長の責任だ」
このメッセ―ジは、
大中小1万社以上の企業を指導したとされる、
経営コンサルタントの
故・一倉定(いちくら・さだむ)氏の言葉です。
一倉氏の門下生には
ユニ・チャーム創業者の高原慶一朗氏や
ドトールコーヒー創業者の
鳥羽博道氏といった、
名だたる経営者が
ファーストリテイリング会長兼社長の
柳井正氏も一倉氏の思想を
学
一倉氏は
「社長が変われば、会社は変わる」と主張し、
経営トップに焦点を当てて
企業を指導してきたことから
「社長の教祖」とも呼ばれています。
「電信柱が高いのも、
郵便ポストが赤いのも社長の責任だ」
この言葉、無茶苦茶な主張のようにも
聞こえますが、その真意はこ
「自分が知らないところで
起きた外部環境の変化や
社員の行動も、
そう考えるくらいの
強い責任感が
経営トップには必要だと言う事で
訪問鍼灸マッサージ事業を行っていく中で、
外部環境の変化(料金の改定等)や
社員さんの変化(退職など)は
当たり前のように起こります。
この当たり前のように
起こる事に対して、
外部環境が悪い、社員が悪いと
周りのせいにしていてはいけません。
「電信柱が高いのも、
郵便ポストが赤いのも社長の責任だ」
と同じように、
「料金が改悪されるのも、
社員が辞めるのも全て社長の責任だ」
ということです。
無数にある選択肢の中で、
今、こうやってこのブログを読んでおり、
様々なリスクがあることを受け入れて
訪問マッサージ事業を行っている
環境を選んだのは自分自身です。
厚労省が悪い、
保健所が悪い、
ライバルが悪い、
保険者が悪い、
同意書を書かない医師が悪い、
患者を紹介してくれないケアマネが悪い、
外部環境が悪い、
社員が悪い、
コンサルが悪い、
システムが悪い、
ツールが悪い、
などと周りのせいにしていては、
いつまで経っても
自己の成長に繋がりません。
「電信柱が高いのも、
郵便ポストが赤いのも社長の責任だ」
の言葉の通り、
どんなことが起きようとも
言い訳しない意志で進んでいきたいですね!