「長時間労働の呪縛」から抜け出せ!

こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。

さて、訪問鍼灸マッサージ事業を
営む院に、ちょっと
耳の痛い話をしたいと思います。

月末月初――。

そう、レセプト業務に
追われるこの時期になると、
どこからともなく

「今月は朝7時から
 夜23時まで働きづめだった」とか、

「事務作業だけで30時間を超えたよ!」と、

なぜか労働時間自慢を
始める治療院オーナーが出現します。

でも、ちょっと待ってください。

20代、30代の若い頃は
「誰よりも働いた!」と
胸を張るのもアリです。

けれど、30代後半、40代となり、
家族を持つような年齢になってまで、
「昨日は15時間ぶっ通しで働いた!」
と胸を張る…
これ、果たして誇れることでしょうか?

人間が生きていくうえで
大事なことは何か。
かつて国会で麻生太郎さんも
こんなことを言っていました。

「朝、希望を持って目覚め、
 昼は懸命に働き、
 夜は感謝と共に眠る。
 この気持ちだと思います。」

うん、ぼくもその通りだと思うんです。

昼間、限られた時間の中で
しっかり働くのは素晴らしい。
けれど、
単に“時間”だけを積み上げていく
働き方には
大きな落とし穴があるのです。

なぜなら…

労働の成果物=
 労働の質×労働の密度×労働時間

この方程式、聞いたことがありますか?

どれだけ時間働いても、
“質”と“密度”が低ければ、
結局は徒労に終わる。

むしろ、労働時間ばかりに
意識が向いてしまうと、
本当に大切な“付加価値”や“成果”を
生み出す力がどんどん薄れていくのです。

「量か質か?」よく議論されますが、
質を上げるためには一定の量が必要です。

でも、それだけじゃ足りません。

“密度”が大事です。

ただダラダラく働くのではなく、
1時間で2時間分の成果を
出せる仕事の進め方こそが、
これからの院
求められる力だと思います。
(※今の時代はchatGPTなどの
 AIを使いこなすが当たり前です)

よく考えてみてください。
1日は24時間しかありません。

でも、“仕事の質”と“密度”は、
あなたの工夫次第で
いくらでも高めていくことができます。

今やっている仕事は、
どれくらいの付加価値を
生み出しているのか

これを意識して働くだけで、
あなたの未来は大きく変わります。

月末月初の大変な時期も、
「今日は何時間残業した!」と
自慢するのではなく、
「どうやったら3日かかっていた
 事務作業を3時間で終わらせられるか?」
そんな“働き方”にこそ、
知恵と時間を投資しましょう。