こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
今、弊社で人材採用を
行っているのですが、
採用においては「迷ったら採るな!」
という格言があります。
以前、あるセミナーに参加した時に
たまたま日産自動車の常務の方と
隣りの席になったことがありました。
日産自動車といえば、超巨大企業で
数十万人規模の従業員が働いています。
その中で、今まで数多くの
人事・採用に関与してきたそうです。
そんな経験則から導いた法則が
「迷ったら採るな!」
というものだと言います。
日産自動車の採用の流れは、
一般的な企業の流れとほぼ同じで、
履歴書(学歴)
↓
SPIテスト(基礎学力)
↓
適性テスト(ストレス耐久性)
↓
人事部面接
↓
役員面接(社長、専務、常務など)
というステップを踏むそうです。
実際にあった採用の事例を
お話し頂いたのですが、
履歴書(中央大学(法律学部)卒)
↓
SPIテスト 100点(近い)
↓
適性テスト(完璧に近い)
↓
人事部面接(問題ないと判断)
と、地頭力もよくてテストも
面接希望者の中でトップクラスの
点数で役員面接まで来た学生だったが、
「面接で話してみると、
なんか違う・・・」
と思ったそうです。
しかし、現場部署での人数の調整もあり、
他の役員の意見や
テスト結果などを考慮して
採用したのだが、1年持たずに退職に
なってしまったそうです…。
「迷ったら採るな!って
分かってたんだけど、
やっぱり、迷ったら採用しちゃ
ダメなんだよね~~」
とおっしゃっていました。
弊社でも今採用活動をしていますが、
採用するか否か迷うことってあります。
弊社(株式会社 フジプロデュース)の
採用ステップは、
WEB履歴書(過去の経歴)
↓
1次選考(メール返信&タイピング)
↓
2次選考(作文1200文字)
↓
WEB会社説明会
↓
3次選考(不の発掘)
↓
4次選考(不の解消)
↓
個別面接
↓
SPIテスト(基礎学力)
↓
グループ面談
↓
適性テスト(ストレス耐久性)
↓
人事部面接
↓
役員面接(藤井)
となっています。
役員面接まで上がってくる道のりは
費用も手間もかかるのですが、
「なんとなく違うかな・・・」
って思う求職者さんもいました。
この何となくを言葉で
正確に表現するのは難しいのですが、
なんとなく
「この会社で絶対に働きたい!!」
っていう
強い意識を感じることが出来ず、
コチラとしても
「この人とずっと一緒に働きたい!!」
って思えない部分があって
迷っていました。
迷いながらも、最初は契約期間を決めて
取り敢えず入社して貰って、、、、
徐々に仕事を覚えて貰って、、、、
将来的には、、、
と思っていましたが、
「迷ったら採るな!」
ということで、
不採用の通知を出したことも
何回かありました。
入口(入社時)の小さな違和感は、
やがて時間と経過とともに
大きな価値観の違いとなって
問題が表面化してきます。
2月は鍼灸マッサージの国家試験があり、
それが終わると、学生さんの
就職活動が活発になります。
あなたの治療院にも、
応募希望する方がいるでしょうが、
現場の人数合わせのためとか、
取り敢えず採用しておく、
というのは長期的に見たら
上手く行かないでしょう。
現場の人材が欲しくて欲しくて
たまらないときも
「迷ったら採るな!」
は、覚えておきたいですね!
(※注意※)
「迷ったら採るな!」と言えるのは
日産自動車のような大企業、
または、治療院業界にもいても
地域で人気の治療院が該当します。
創業当初は、選べるほど
多くの応募があることは少ないので、
「迷いながらも前に進む」
のマインドで対応してくださいね。