こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
今日は、完璧主義で
石橋を叩いて渡る治療家Aと、
見切り発車しがちな
治療家Bの話をします。
とある2人の男性治療家がいました。
東京都内の鍼灸マッサージの専門学校の
同級生だった彼らは一念発起し
訪問マッサージでの
独立開業を決意しました。
2人とも、
「訪問マッサージ 開業マニュアル」を
購入し、2人とも全く同じ
メルマガを読んだり、
セミナーに参加したりして
学んでおりました。
しかし、同じ情報を仕入れたにも関わらず
1年後には全く異なる
結果が出てしまったのです。
完璧主義だった男性治療家Aは1年後、
売上がどうこうという以前に、
開業すらできていませんでした。
(※保健所にいけば
5分で終わる作業なのに・・・)
一方で、見切り発車しがちだった
男性治療家Bは1年後、
月商80万円を超えておりました。
同じ知識・情報を得ていたはずなのに
何が2人の結果を分けたのでしょうか?
なぜ完璧主義だった男性治療家Aは
結果を出せなかったのでしょうか?
完璧主義の男性治療家Aは、
よくこういう事を言っておりました。
・今までリラクゼーションメインの
職場で働いていたので、
脳梗塞後遺症や寝たきりの
患者さんの対応をしたことがない。
セミナーやDVDなどで学んでから
現場に入りたい」
・訪問マッサージは初期費用が
掛からないのは理解しているが、
それでも最低限のホームページや名刺、
また広告費用は必要になる
まだ資金が足りないから
もう少し溜めてからスタートしたい
一方で短期間で結果を出された、
見切り発車の男性治療家Bは
こういう事を言っておりました。
・今までリラクゼーションメインの
職場でしか働いた経験はないが
脳梗塞後遺症や寝たきりの
患者さんから依頼が来たら、
「はい、お任せください!得意です」と
ハッタリをかまして、
自分自身を追い込んでいた。
仕事を受けたら価値を
提供しなくてはならないので
施術する日まで一生懸命調べて
現場に当たった。
・保健所に開業届を出したら、
折り合えず1000円で名刺だけ作
地元のケアマネさんのところに
あいさつ回りにいった。
致命傷を負うような失敗は
避けなければなりませんが、
なんとかなりそうな勝算があれば、
行動していく事で見えてくることが
多くあります。
訪問治療院の運営は、
算数や理科の実験とは違い
正解はありません。
同じプロセスを経ても
結果が異なることがほとんです。
なので、完璧に仕上げてから
やる事になんて、
全く意味はありません。
ある程度できたら、
「とりあえずやってみる」
ある程度できたら、
「とりあえず出してみる」
この精神が大事です。
やってみて良い点があれば、
それをドンドン伸ばせばいいし、
ダメだった点に気付いたなら、
ラッキー^^
そこを改善すれば良いだけです。