こんにちは!
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
先輩、後輩、同級生、同僚の
鍼灸マッサージ師と一緒に
独立開業すると、
どんな展開が
待っているでしょうか。
↓↓↓
—- Original Message —–
藤井先生
今回初めてメールさせて頂きました。
今度、いま働いている
訪問マッサージの会社の
先輩と一緒に仕事を辞めて
開業しようという話に
なっています。
ただ、自分の知り合いに
その話をすると
2人でやると
もめるとよく言われます。
実際に藤井先生が
サポートされている治療家の先生で
1人ではなく
2人または数人で開業されて
成功している先生は
いらっしゃいますか?
—— End of Message ——
結論から言うと、
先輩と2人での開業は止めて、
1人で開業したほうが良いです。
先輩と一緒にということですが、
同じ鍼灸マッサージ師という資格を
持った同志で
一緒にやっていくと、
もう、ほぼ絶対
確実に揉めるでしょう。
おそらく、
訪問マッサージの会社を辞めて
独立するということなので、
担当している患者さんから
支持されているのだと思います。
失敗パターンでよくあるのが、
訪問マッサージ会社の
売り上げ成績No1とNo2が
自分たちが組んで
新たに訪問専門治療院を
興せば”地元に敵なしで最強だろ!”
と勘違いしてしまうことです。
しかし、こんなノリで
コンビを組んで
一緒に独立開業してしまうと、
売上が上がらずに経営が
低迷しても揉めますし、
売上が100万、200万/月と
伸びていっても揉めます。
いや~、だって絶対揉めますよ。
先輩と自分ともに
鍼灸マッサージ師であれば、
・治療方針はこうあるべきだ
・俺の担当患者は継続するのに、
お前の患者はすぐ離脱する
・治療時間は20分で
収めるべきだ。
いや、患者さんの満足度を
考慮して40分やるべきだ。
などなど、揉める論点が
容易に想像できます。
あとは、
「俺はこんなに
頑張っているのに、
先輩は全然
仕事していないじゃないか!」
といった、感情が生まれて、
「なんで、俺と先輩の
給料が一緒なんだよ!
納得いかねーよ!」
報酬の配分の仕方が
気に入らなくなります。
なので、これから
独立開業ということであれば
最初は1人で
始めることをお勧めします。
ただ、世の中を見てみると
誰かと一緒に起業してうまくいく
ケースも稀に存在します。
どういうケースが
うまくいくかというと、
役割や責任が
明確に分かれていること。
自分は鍼灸マッサージ師として
現場の施術に専念する。
先輩は、顧客獲得のために
営業活動に専念する。
このように、
施術者と営業マンという形で
明確に役割が分かれていれば、
お互いの得意分野だけに
集中できるからです。
ただ、この場合は
最初は良いでしょうが
時間が経過するにつれて
力関係が
崩れていくはずです。
通常は、営業活動して
顧客を集客してくる人のほうが
力関係が強くなります。
やっぱり、集客できる人は
どんな分野でも強いです。
ということで、何だかんだで
揉めて、先輩・後輩の良い関係が
壊れることが予想されます。
もし、先輩と一緒にやりたければ、
まずは、お互いに地元でそれぞれ
1人で開業してみる。
そして、お互いに月商100万程度を
稼げるようになってから、
一緒にやると、また違った展開が
見えてくると思います。