こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
先日、たまたま
ガイアの夜明け(テレビ東京系)
という番組を見ていました。
2021年3月9日放送のテーマが
「ニッポンの山は”宝の山”!?」
でした。
一言で「山」といっても、
数千万円する“高級物件”もあれば、
わずか1円で売りに出される
“難あり物件”まで様々です。
土砂災害などで荒れ放題の山や、
場所が不便で使い道がない山は、
いくら安くても
なかなか買い手がつきません。
番組では、そんな「売れない山」を
売ってみせるという、
“難あり物件専門”の
不動産屋が登場します。
番組後半に、
千葉県成田市にある農地つきの
山林を売ってほしいという
案件が入ってきました。
所有者は、地元の不動産屋に
片っ端から「何とか売れないか?」と
相談したのですが、
回答は「あんな山は誰も買わない」
ということで、
全て断られてしまいました。
そこで、“難あり物件専門”の不動産屋に
ご依頼が入ったのですが、
山林を親から相続したものの、
使い道がないため、木や草が
荒れ放題生えており、放置せざるを
得ないような状況です。
それでも、この荒れ放題の
山を持っているだけで、
毎年20万円以上の
固定資産税の支払いを
しなくてはならない…。
果たして、この
「売れない山」を
売ることができるのか…?
これを見ていて、
・誰がこんな山を買うんだ?
・1円で買っても
毎年20万の税金支払いが…
・草や木が生え放題で、
管理も大変そうだ…
と思い、どんな人がこの
外れクジのような山を買うのか?
と興味深く番組を見ていました。
結果、「山を買いたい」
と言う人が現れました。
どんな人かと言うと、
チェンソー販売会社の社長さんです。
この社長さんが、
なぜこの山に目を付けたのか?
チェーンソーを購入してもらった
お客さんの練習場所を
探していたというのです。
チェーンソーの練習場所としては、
草や木が荒れていれば荒れて
生えてるほど適していると
言えます。
荒れ果てて使い道のない山を
「チェーンソーで
木を切るための練習場」
として使うという発想です。
視点をずらして、
ゴミのようなものに
付加価値を生み出すという
良い事例です。
山の所有者も
「自分にとっては
重荷になっていた山が
他の人にとって“宝の山”と言って
活用する道が開けたのであれば
こんなにいいことはない」
と話していました。
このように、
「他人にとっての“ゴミ”が、
自分にとっての“宝”になる」
といったことがあります。
今回のように、
ゴミのような山に付加価値をつけて
価値を大きくすることが出来れば
そこに勝機が出てきます。
訪問鍼灸マッサージの現場でも
高齢者のご自宅に入ると、
壺や骨とう品のようなものが
あるケースがあります。
「これ、処分したいんだけどね~」
というような物の中に
もしかしたら
お宝が含まれている可能性もあります。
他にも、施術の中の会話で、
「お隣のご主人が無くなったんだけど、
どうやら相続で
相当揉めそうで・・・」
なんていう一次情報を入手したら、
相続専門の弁護士や
税理士に繋げるだけで
収益アップに繋がることも
あるでしょう。
また、健康保険証が
3割負担の高齢者の場合
不動産の物件を持っている方も
多いです。
高齢の患者さんが無くなってしまって、
息子さんや娘さんが
物件を相続するケースもありますが、
物件管理の大変さを近くで見ていた
息子や娘は
「そんな大変なアパートなんか
相続したくない!」
となることもあります。
しかし、
「こんなアパートいらない!」
という物件が大きな価値を
持っていることもあります。
その価値のわからない息子や娘が
悪徳不動産業者に
丸め込まれてしまうことを防ぎ、
自分が適正な取引をすることで
プラスの収益を
得ることも可能でしょう。
このように、
「他人のゴミが自分の宝になる」
といったことは
世の中にたくさんあるので、
そういった意識をもって、
日々の活動をしていきたいですね。