不快に感じる空間

こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。

突然ですが、
電車に乗った時に
こんな人と遭遇した経験ありますか?

“他の多くの人と
 逆向きで立っている人”

満員電車で
通勤をされている方は
遭遇したこと一度はありませんか?

満員電車だと
顔と顔の距離が近くて
気まずくなりませんか?

僕は、他人の顔と
向かい合わせになると、
ストレスに感じるので、
できれば避けたいなと思うんです(^-^;

でも逆向きに乗ってくる人の中には
次の駅で人が下りた際に
再び乗車する際、
向きを変えるわけでもないんです!

全く気にしていないようで。。。

嫌じゃないのかな?
気にならないのかな?

と思うのですが、
たぶんそんなに
気にならないんでしょうね(^-^;

さて、
“パーソナルスペース”
って聞いたことありますか?

人には、目には見えない
自分の感覚として
他者に侵入されると
不快感じる空間が存在します。

これがパーソナルスペースで、
これって人によって広さが違い、
特性も異なるんだそうです。

R・サマーという心理学者が提唱した
パーソナルスペースですが、
“対人距離”とも呼ばれます。

勉強する女子大生の隣に
知らない人が
座るという実験では、
30分以内に70%の
女子大生が席を立ってしまう、
という結果が報告されています。

元々人が持っている
パーソナルスペースの
距離は違うのですが、
パーソナルスペースって、
人との関係性によっても
距離は変わり、
関係が深ければ範囲は狭く、
逆に浅ければ浅いほど
範囲は広くなるのです。

このパーソナルスペースの測り方を
いくつかご紹介したいと思います。

1.名刺交換

名刺交換時
相手のパーソナルスペースを
測れるのです。

相手が名刺を持って
どのくらい近付いたかで、
その人のパーソナルスペースの
広さがわかるでしょう

2.落とし物

落とし物を拾ってもらったときに
測る方法があります。

相手が落とした物を
自分が拾って手渡す際、
相手のパーソナルスペースが
分かるのです。

手渡したあとすぐに離れる人は
パーソナルスペースが広く、
逆に手渡したまま近い距離を保つ人は
パーソナルスペースが
狭い人といえます。

人によって心地よい
距離の違いを理解し、
パーソナルスペースの
狭い人と広い人では接し方を
変えると良いかもしれませんね。

パーソナルスペースが狭い人とは、
相手に合わせるのではなく
自分がちょうどよい
パーソナルスペースを確保しましょう。

特に自分の
パーソナルスペースが広い人は、
物理的にも精神的にも
相手との距離を取る必要があります。

またパーソナルスペースが
狭い人との会話においては、
こちらから積極的に
話しかけて会話のペースをつかみましょう。

相手の話を聞く際は
相槌を打ちながら聞き役に徹します。

逆に、パーソナルスペースが広い人には、
相手のやり方やペースを
否定せずに共感し、
相手を認めるとよいでしょう。

また縄張り意識と警戒心が強いので、
いきなり馴れ馴れしくせず、
誠実な態度を心がけます。

顔を合わせて
話す機会を少しずつつくり、
警戒心を解いてから
距離を縮めるのです。

ケアマネ営業や患者様との
関係性づくりの
初期の段階で相手の
パーソナルスペースを把握出来たら、
接し方を工夫してみると
良いかもしれません^^