長続きする業務委託スタッフを見極めるひと言

こんにちは!
日本訪問マッサージ協会の藤井です。

以前に、仲の良い治療院の
院長先生の
セミナーに参加して来ました。

そのセミナーでは、
全国から100名を
超える先生が参加され、
・訪問マッサージの現状
・療養費の行く末
・病院から在宅への流れ
スタッフでも
 成約するリアル営業法
・変形徒手矯正術の
 効果的な取得方法
・医師に3秒で再同意書を
 発行してもらう方法
スタッフ雇用
 (無料版、有料版)
・目の届かない
 訪問スタッフの管理方法

などなど…。
盛りだくさんの内容で、
僕自身も
とても勉強になりました。

今回は、訪問マッサージで
事業を拡大していくために
スタッフさんを雇って
展開していくという趣旨でした。

スタッフ雇用と聞くと、
治療院を法人化して、
正社員として、最初から
固定給で30万、社会保険有、
その他福利厚生付、
移動車、移動バイク支給
という条件での雇用を
イメージしているかもしれませんが、
最初は業務委託
スタッフから
という形で
始めたいという

先生もいらっしゃると思います。

セミナーを開催してくださった
先生も、最初に雇用した
スタッフ
業務委託スタッフでした。

今現在も、
施術スタッフの約半分は
業務委託スタッフだそうです。

そこで、先生のセミナーの中で、
長続きする業務委託スタッフ
面接で見極めるコツを
お聞きしましたので
シェアいたします。

今までに1人でも
スタッフを雇用した
先生であれば
理解いただけると思いますが、
訪問マッサージの施術スタッフ
辞めるのってとても痛いですよね?

せっかく時間とお金を掛けて
育ってきたと思ったスタッフ
「地元で独立しますので
 退職します!」
ってひと言を残して
辞めていくのって。

スタッフを1人雇用するのって
かなりお金と
労力がかかるものです。

ハローワーク、専門学校の求人、
自院のホームページなどでの
求人に関しては
コストは掛かりませんが、
通常は、それだけでは
なかなか求人が出来ないので、
有料サイトや有料人材紹介などの
サービスを使うことになります。

有料サイトは15万程度、
有料人材紹介は60万円程度の
費用が掛かってきます。

これだけの費用と労力が掛かるので、
スタッフの入れ替えが多いと
治療院にとって
大きい損失になります。

ですから、施術スタッフ
辞めないことが
どれほど大きなメリットか
ご理解いただけるかと思います。

訪問マッサージの場合、
スタッフが辞めたり
入ったりで流動的だと
患者様や担当のケアマネさんの
信用にも関わってきますし、
施術者が変わるタイミングで
施術を中止するケースもあるので、
リピートのチャンスも
逃すこともあり得ます。

仮に、スタッフが辞めたとしても
タイミングよく次のスタッフ
速攻で決まった場合においても、
在宅の現場で使える戦力に
なるまでに、現場の同伴や
施術の研修などである程度の
時間がかかるものです。

研修時間などは
院の利益には繋がりませんが、
スタッフを束縛している間は、
当然ですが給料を
払ってないといけません。

採用コストは、
育成コストもふくめると
かなり大きくなります。

このようなことから
スタッフ定着」が
どれだけ重要かは
もちろん、あなたも
十分わかっていると思います。

スタッフが定着すれば
スタッフ自身のスキルも上がるし
患者さんやケアマネさんからの
信用度もアップします。

施術や接遇のサービスの質も
当然上がっていくので、
結果としてリピートに繋がり、
もちろん売り上げにも
つながっていきますよね。

ただ、よくできる
業務委託スタッフ
長くいる業務委託スタッフ
というのは、
採用の段階で
ほぼ決まるそうです。

ですから、面接でお互いの
ミスマッチをなくすことが
重要になってきます。

スタッフが定着しない治療院の
求人費用を
削減するということは
辞めない業務委託スタッフ
面接時に見極めればいいんです。

というわけで、
ミスマッチをなくすための
面接時の1つの質問の
ポイントをお伝えします。

=====
質問:
「当院では、
 自由参加の勉強会が
 月に1度あるのですが
 参加できますか?」


この質問に対しては、
採用されたいスタッフとしては
「はい(YES)」といますが、
「はい(YES)」と
回答するまでの
時間や前向き度をみます。

=====

この質問をしてみると、
すぐに、
「もちろん参加します(YES)] と即答する人と、
ちょっと考えて、
「あっ、、はい・・・」
と躊躇して回答する人に
分かれるそうです。

院長と業務委託スタッフとの関係性は
スタッフの時間を
お金で買うというものですから、
スタッフ側としては、
お金にならない自由参加の
勉強会参加は躊躇する
気持ちもあるでしょう。

しかし、今後同じ治療院の
メンバーとして活動していく中で、
「お金」だけでない関係性を
構築していくために有効な
面接時の質問になります。

この質問をクリアした
スタッフとは、
長く付き合える仲間となる確率が
高いそうです。

早速次の面接から
始めてみてください。