こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
メガバンクの三井住友銀行が
副業を解禁するという
ニュースが注目されています。
従業員が社外で
副業を通じて新たなスキルや
経験、人脈を築くことで、
銀行内にも新しい視点や
アイデアがもたらされることを
期待されています。
また、多様な働き方を
認めることで、
従業員一人ひとりの成長を促し、
企業全体の
競争力を高める狙いもあります。
一方で、
今のご時世、どの企業においても
経費削減や人件費抑制に直面しており、
三井住友銀行も全従業員の給与を
大幅に引き上げるのが
難しい状況なのかもしれません。
そのため、副業解禁を通じて従業員に
外部での収入源を持たせることで、
月給の増額が難しい現状に対する
一つの対応策となっている
可能性はあるかもしれません。
三井住友銀行が
10月から副業解禁ということもあり
政府も副業や兼業を促進しており、
「副業解禁」の動きは、
今後も大きくなっていくでしょう。
これまでは副業に
消極的だった大企業でさえも、
最近は副業を
容認するようになってきているので、
正社員として仕事をしながら
副業として
自分で稼ぐ時代に移行しています。
終身雇用の時代が終わって、
資金が潤沢な大企業でさえ、
社員を最後まで面倒みきれないので、
自分自身で稼ぐ力を付けて下さい、
っていうメッセージの現れですね。
実際、将来の年金などに期待して、
ボケーーーーっとしながら
働いていている正社員の将来は
明るくないでしょう。
大企業でさえこういう状況ですから、
中小零細企業などに勤めている方も、
自分自身の力を付けて、稼いでいかないと、
近い将来食っていけない時代が
到来することは、間違いない事です。
このように一般企業では
副業を認める方向に
動きつつありますが、
治療院業界ではどうなんでしょう?
先日、こんな質問を頂きました。
—– Original Message —–
私は、現在鍼灸整骨院に
勤務しており、
正社員として
現場での施術を行っています。
週休2日(日曜日、木曜日)の職場なので、
副業で休日の週2回で活動を
スタートしたいと考えていますが、
甘いでしょうか?
副業としてのやり方等は
あるのでしょうか?
—— End of Message ——
副業でスタートするのは
全然OKです。
僕も2005年に開業した時は、
整形外科でアルバイトをしながら
午後だけ開業という形で
スタートしました。
ですから、いつまでも
雇われの身分ではなく、
副業でも良いので、
『自分の力で収入を発生させたい』
そう思っている方は多いです。
ただ、、それと同時に
副業でスタートして
すぐに結果を求める人が
多い傾向があります。
どんなビジネスでも共通していますが、
安定的に収益を得られるものは
最初の収入が
発生するまで少し時間がかかります。
ですので、
すぐにお金が欲しいと
思っている人にはオススメしません。
副業で開業したとしても、
今日やって明日になれば
結果(患者さんの紹介)が出る、
ということはないです。
最低3~6か月程度は
ケアマネ営業や
ネットやチラシでの営業活動を
継続する必要がある、
ということです。
いま勤務中という状態であれば、
休み時間や休日の
空いている時間を使って
活動していくのが、
最も効果的だと思います。
働きながら、
近隣の市場調査などされて、
将来の準備をするといいと思います。
最初は収入が
不安定な時期がありますので、
是非、空き時間を有効に活用して、
訪問治療に
励んで頂ければと思います。
ただ、大企業が副業を
認める方向になってきたとはいえ
まだまだ一部分の企業に過ぎません。
中小零細企業や個人治療院などに
正社員として勤務しながら
副業で始める際には
・仕事中に作業しているところを
見つかってしまった
・同僚に告げ口されてしまった
(いわゆるタレコミ)
・酒の勢いで、
自分でポロッと言ってしまった
・ホームページを見られてしまった
・自分の家族が、
社員の家族に話してしまった
こんなことのないように
気を付ける必要があります。
防衛策としては、
日ごろから予防に努めることです。
職場の関係者には
その家族を含め、
絶対に言わないことです。
これはやっかみの
原因にもなりますので、
許可を取ってやっている
場合もしかりです。
勤務時間中に患者さんや
ケアマネさんなどからの
問い合わせに対応するのは
絶対に止めましょう。
勤務時間中だということもあり、
就業規則違反を問われます。
万が一、職場の上司や
同僚にバレた場合の対処法は、
“言い訳”になってしまいます。
言い訳する際、
大事なことは言っていることが
支離滅裂になったり、
2転3転しないことです。
これを防ぐには、
バレることも十分あり得るという前提で、
事前に職場が納得しやすい
言い訳を考えておくことです。
ポイントは、
・勤務中にはやっていないこと
・職場の資産(患者リストなど)は
使っていないこと
・自分が主体でないこと
(家族、知人の手伝いなど)
・ボランティア
(報酬が目的でない)であること
・継続的にやっていないこと
・筋が通り、一貫していること
…などです。
このような言い訳で、
職場も100%は納得しないでしょう。
しかし「不問に付してもよい」と
考える可能性は高いはずです。
処分はあっても
「見解の相違」などということで
最悪の懲戒解雇は
免れる確率が高くなります。
いずれにせよ、バレる可能性は
ゼロではありませんので
できるだけ時間をかけずに
独立できるよう準備することを
心がけて下さい。
ただ、雇われの立場の
鍼灸マッサージ師は、
ほとんどが、ボケーーーっと
過ごしている中で、
『自分の力で収入を発生させたい』
というお気持ちを持ち、
ファーストステップを
踏み出す気持ちは
素晴らしいことです。
是非、副業から始めて、
正社員の給料の2倍、3倍と
稼げる所まで
駆け上がってくださいね^^