こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
「実家が〇〇市なので、
そこで開業を予定していますが、
既に他の訪問治療院が複数あるんですけど、
大丈夫でしょうか?」
という、ご相談って本当に多く頂きます。
たしかに「集客」という面で見れば、
競合の存在は気になるかもしれません。
しかし、実は
“ライバルがいる場所”こそが、
あなたの訪問治療院ビジネスを
伸ばすための【優良エリア】になる
可能性が高いのです。
なぜそう言い切れるのか?
その答えは、
集客のことだけを考えていては見えない、
訪問鍼灸マッサージの
“裏側の仕組み”にあります。
例えば、施術者を採用する場合ですが
いくら患者さんの需要があっても、
その地域に施術者がいなければ、
そもそも施術が提供できません。
つまり、開設も出来ないですし、
訪問マッサージ事業が回らないんです。
施術者の採用が
しやすい地域というのは、
すでに訪問治療院が存在していて、
働く場所として“認知されている”エリアです。
同業者がいるということは、
その土地に【需要】と【供給】が
整っている証拠でもあります。
そしてもうひとつ。
“ドクターの同意書”が取りやすいかどうか。
“レセプトが通りやすいエリア”かどうか。
この2点も、地味に重要なポイントです。
特にレセプトの通りやすさは、
最初は見落としがちですが、
地域によっては「通りにくい場所」もあります。
そんな不安を乗り越えて成功した方の多くが、
共通して選んでいたのが、
【すでにライバルが開業している場所】
だったんですね。
これはつまり、そのエリアには、
・ドクターの理解がある
・施術者の採用がしやすい
・レセプトも通りやすい
・そして何より、集客の実績がある
という裏付けでもあるわけです。
特に、僕がお勧めなのが
フランチャイズ業者さんが
複数出店しているエリアです。
「え?FC店舗が多いとエリアは、
ライバル多くて不利じゃないの?」
なんて思う方も
いるかもしれませんが、まったく逆。
むしろ、そういう場所こそ
“最高の立地”になり得るのです。
なぜか?
理由は簡単で、加盟店オーナーさんが
高額なフランチャイズ加盟金を払ったのに、
そのエリアが
・ドクターが同意書を一切書かない
・施術者の採用がそもそも困難
・保険者が厳しくてレセプトも返戻の嵐
・新規集客も全く手ごたえが無い
ということになったら、
加盟店オーナーさんは、プンプン怒って
本部と訴訟問題にもなりかねません。
そんなリスクを背負ってまで、
FC本部も、厳しいと分かっているエリアには
出店させないでしょう。
もちろん、まったく競合がいない
ど田舎の“ブルーオーシャン”で
開業するという戦略もあります。
でもその場合、
・ドクターは訪問マッサージに不慣れ
・施術者の応募も集まりづらい
・ケアマネージャーも訪問マッサージを知らない
という
「スタートダッシュの壁」が存在します。
だったら最初から
“ある程度仕組みが出来上がっている”地域で、
あなたの強みをぶつけた方が、
成功確率はグンと上がります。
もちろん、あなたならできます。
むしろ、“後発”という立場だからこそ、
先行者のやり方を分析して、
もっと良い仕組みを
作れる可能性すらあります。
「この場所で開業したいけど、
本当に大丈夫だろうか?」
そんなお悩みがある方は、
ぜひお気軽にご相談ください。
(参考動画)7分
■ 開業予定場所にライバルがいると安心
00:48 施術者採用できるか?
01:57 新規集患できるか?
03:09 同意書発行できるか?
04:17 レセプトは通りやすいか?
05:47 同業他社がいるエリア
07:58 地元愛