こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
『好きなことで 生きていく』
誰もが知っている
YouTubeの
キャッチコピーですよね。
ただ、このキャッチフレーズ。
実は略しただけでは?と
感じることがあります。
私の解釈的には
『初めから好きなことで
生きていけるのは、
好きなことが視聴者の
求めることと合致していた。
そんな一握りの層だけ。
大多数は、
視聴者の反応を見て
視聴者の求めることに
耳を傾け、実行し
着実にファン層を
増やしつづけていくことで
好きなことで生きていく。
色々なことが一歩一歩
できるようになっていく。』
↓
略して
『好きなことで 生きていく』
なのでは?
と思ってしまいますね。
皆さんご存じ
大物YouTuberヒカキンさん。
スーパーの店員をしながら
夜中に動画を出し続け、
ある日、一本の動画が
いきなり世界中から
見られるようになり、
そのほかの動画も
見てもらえるようになった
と言っています。
この一本の動画が、
ヒカキンさんを
世に知られるきっかけとなり、
それは視聴者が求めていた
動画だったのでは?と思います。
これから開業を考えている方、
理想を持つのは全然OKです!
ただ理想だけではなく、
現実的なところ
(お客様のニーズ)
もしっかり見ていきましょう。
例えば、
独立開業をお考えの
オーナーさんが
「訪問マッサージ院」で
開業しようと考えた場合
『訪問マッサージだけど
患者さんが治療院に
来るかもしれない。
そのためにも、
自宅開業ではなく
駅前の立地の良い物件で、
見た目もきれいなところを
借りなくちゃ!』
なんて想像をしてしまうことが
ありませんか?
理想はそうですよね。
訪問もできて、院内施術が出来て
とても魅力的です!
では続いて…
現実を見ていきましょう。
Q.「訪問マッサージ」の
対象者は誰ですか?
→歩行が難しい方です。
Q.開設後、営業先は
どちらに行きますか?
→介護サービス計画を
たてている事業所
Q.その事業所の利用者さんは
どんな方ですか?
→介護サービスが必須な方
Q.介護サービスが必須な方は
どんなお体の方が多いですか?
→後遺症を抱えている方
→筋力低下等で思うように動けない方
→認知機能が低下し、
一人の外出が難しい方
Q.そんなお辛いお体の方が、
治療院に足を運べそうですか?
→・・・
私たちが対象とする患者様は、
治療院に行くのを求めておらず
自宅に定期的に
来てもらうことを望みます。
なので営業先をかえない限りは、
患者様が治療院に
足を運んでくれる方は
ほぼいないと思ってください。
駅前の物件をわざわざ借りなくても
自宅開業ができたのに
理想が先走り、物件を借りた結果
患者様は訪問希望者のみで、
治療院にはお客が来ず、
家賃だけは毎月かかっていく。
そんな恐ろしい毎月を
過ごすことになります。
自身が思い描いている
理想だけではなく
実際のお客様のニーズを、
しっかりと考えた上で
事業は進めていく必要が
ございます。
お金がかかることなら尚更です。
理想ではなく
現実的に考えたことでも
プロの目からみると
「う~~~ん。。。」
ということもあるので、
お金のかかるようなことは、
プロに相談をすることも
お忘れなきように!